2022-01-01から1年間の記事一覧

ロールパンとソーセージ

「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上」村上春樹 今日のフレーズ。 「ペニスとヴァギナは、これは合わせて一組なの。ロールパンとソーセージみたいにね」 「なるほど」 ではでは。

アイスクリームを食べないでじっと手に持っているというのは

「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上」村上春樹 今日のフレーズ。 「ただアイスクリームを食べないでじっと手に持っているというのは、見捨てられた銅像みたいで奇妙に居心地の悪いものだった」 ではでは。

心というものはただそこにあるものなんだ

「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上」村上春樹 今日のフレーズ。 「心は使うものじゃないよ」と僕は言った。「心というものはただそこにあるものなんだ。風と同じさ。君はその動きを感じるだけでいいんだよ」 ではでは。

冷蔵庫に放りこまれそのままドアを閉められてしまった魚のような無力感

「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上」村上春樹 今日のフレーズ。 「まるでラップにくるまれて冷蔵庫に放りこまれそのままドアを閉められてしまった魚のような冷ややかな無力感が私を襲った」 ではでは。

バター・クリーム・ソースの最後の一滴

「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上」村上春樹 今日のフレーズ。 「バター・クリーム・ソースの最後の一滴をいとおしそうにパンですくったりしている光景が自動的に浮かんでくるのだ」 ではでは。

オイスター・バーで本物の真珠に巡り合うくらいむずかしいかもしれない

「1Q84 BOOK3 後編」村上春樹 今日のフレーズ。 「六本木のオイスターバーで本物の真珠に巡り合うくらいむずかしいかもしれない。でもなんとか努力はしてみよう」 ではでは。

重く湿った毛布を何枚か重ねて引き渡されるような気分

「1Q84 BOOK3 後編」村上春樹 今日のフレーズ。 「しかし、父親の貯金通帳を引き継ぐのは、天吾には気の滅入ることだった。重く湿った毛布を何枚か重ねて引き渡されるような気分だ」 気分の重さが感覚的に伝わる。 ではでは。

長い貨物列車が鉄橋を渡り切ることができるくらいの長い時間

「1Q84 BOOK3 後編」村上春樹 今日のフレーズ。 「長い貨物列車が鉄橋を渡り切ることができるくらいの時間をかけてようやく小便を終える」 確かに、貨物列車が踏切を通過する時間は非常に長く感じる。 ではでは。

記憶のアクセルを床まで踏み込み、脳をフルに回転させた

「1Q84 BOOK3 後編」村上春樹 今日のフレーズ。 「牛河は記憶のアクセルを床まで踏み込み、脳をフルに回転させた」 他には? →勇気のアクセル ではでは。

直感に対して敬意を払う

「1Q84 BOOK3 前編」村上春樹 今朝のフレーズ。 「直感に対して俺は敬意を払う」 情報化社会の今、直感で動くことのできる人間はそう多くはないだろうと思う。 直感を大事にして生きたい。 それが本当の「私」だと思うから。 ではでは。

ただこの世界に30年余り生きているというだけだ

「1Q84 BOOK4 前編」村上春樹 今日のフレーズ。 「彼は30歳になっていたが、自分が大人だと認識したことはとくにない。ただこの世界に30年余り生きているというだけだ」 まさに私。子どもではないが、大人だと思ったことなどないかもしれない。 ではでは。

同級生や教師に自分が負けることを意味する

「1Q84 BOOK3 前編」村上春樹 今日のフレーズ。 「もし一日休めば、そのまま何日も休みたくなるはずだ。そんなことが続けば、二度と学校には行かなくなるだろう。それは同級生や教師に自分が負けることを意味する」 そんな精神の強い子は、今では絶滅危惧種…

希望のあるところには必ず試練があるものだから

「1Q84 BOOK3 前編」村上春樹 今日のフレーズ。 「希望のあるところには必ず試練があるものだから」 結婚だって、転職だって、きっとそうだ。 でもだからこそ、もがきたい。 ではでは。

約束を確かに伝える温もり

「1Q84 BOOK2 後編」村上春樹 今日のフレーズ。 「それは旅人の行く手に見える小さな灯のような、ほのかではあるが約束を伝える確かな温もりだった」 ではでは。

靴の中に入った小石のように

「1Q84 BOOK2 後編」村上春樹 今日のフレーズ。 「それが、靴の中に入った小石のように、ときどき彼を落ち着かない気持ちにさせていた。漠然とではあるけれど、切実に」 ではでは。

彼のいる部分だけが、ほかとは違う重力や大気濃度や、光の屈折度を持っているみたいに見えた

「1Q84 BOOK2 前編」村上春樹 今日のフレーズ。 「彼のいる部分だけが、ほかとは違う重力や大気濃度や、光の屈折度を持っているみたいに見えた。遠くから見ると、彼は実際に不幸なニュースのようにしか見えなかった」 きれいにしろ醜いにしろ、とびきり際立…

課長行きつけ喫茶店のランチ「もやし炒め」がめちゃうまだったことを伝えたい

先日は課長と一緒に外出、そのままランチは課長行きつけの喫茶店へ。 そこで食べた日替わりランチの「もやし炒め」がめちゃうまだったので、ここでお伝えしたい次第です! 私は一口入れた瞬間「なんだこれっ?!うまっ!!」って感動したんだが、特に表情に…

大きな欠落のようなものを内側に抱えていた

「1Q84 BOOK2 前編」村上春樹 今日のフレーズ。 「あゆみは大きな欠落のようなものを内側に抱えていた。それは地球の果ての砂漠にも似た場所だ。どれほどの水を注いでも、注ぐそばから地底に吸い込まれてしまう。あとには湿り気ひとつ残さない。どのような生…

天才的な二塁手のように美しくプレイする

「1Q84 BOOK2 前編」村上春樹 今日のフレーズ。 「バーニー・ビガードは天才的な二塁手のように美しくプレイする」 三塁手でも遊撃手でもない、二塁手と表現していることに、野球の教養の深さを感じる。 sites.google.com ではでは。

想像力が手脚を伸ばす

「1Q84 BOOK 1 後編」村上春樹 今日のフレーズ。 「想像力が手脚を伸ばし、物語は自由に流れていった」 これがまさに擬人化だ。 ではでは。

仕事か?妻か?

「金曜日の夜から行ってもいい?」 いつもは土曜にこちらにやってくる妻からのライン。 正直に言えば「いつも通り土曜にしてくれないかな」って思った。 私だってひとりでやりたいことがある。 主に仕事関連だが。 私は「何も知らない、何もできない」自身の…

人間は遺伝子にとってのただの乗り物

「1Q84 BOOK1 後編」村上春樹 今日のフレーズ。 「人間というものは結局のところ、遺伝子にとってのただの乗り物であり、通り道に過ぎないのです。彼らは馬を乗り潰していくように、世代から世代へと私たちを乗り継いでいきます」 ではでは。

肉体こそが聖なる神殿

「1Q84 BOOK1 後編」村上春樹 今朝のフレーズ。 「肉体こそが青豆にとっての聖なる神殿だったし、常にきれいに保っておかなくてはならない」 ではでは。

思考システムの構築

今日、スーパーへ買い出しに出かけた。 しかし、野菜コーナーで何を買ったらいいのか、全く決められず。 悩んで迷ってうろうろして、、疲れてしまった。 正直言って、こんなことも決められない自分に嫌気が差す。 「即決できる私になりたい」 これは以前から…

何かに見えないというのは決して悪いことじゃない

「1Q84 BOOk1」村上春樹 今日のフレーズ。 「何かに見えないというのは決して悪いことじゃない。つまりまだ枠にはまっていないということだからね」 「先生に見えない、、」って口に出している人が身近にいる。 それは枠にはまっていないというだけだ。 むし…

森の奥で滋養のある朝露を吸っている妖精

「1Q84 BOOK1」村上春樹 今日のフレーズ。 「それだけの動作に彼女は、ごく控えめに言って、普通の人のおおよそ3倍の時間をかけた。森の奥で滋養のある朝露を吸っている妖精みたいだ、と青豆は思った。」 ではでは。

誕生日に対する価値観の違い

もうすぐ私の誕生日だ。 妻は「お祝いさせて!」と張り切る。 でも、私は誕生日に対してそれほど、、 もちろん私を生んでくれた両親にも、妻にも感謝はするべきだ。 ただ「ケーキが食べられる日」という程度のテンションなのだ。 これは男と女の差なのか? …

与えられたものでやっていくしかない

「1Q84 BOOK1」村上春樹 今日のフレーズ。 「もしもう少し胸が大きければ、文句なく完璧なプロになれたかもしれない、と青豆は残念に思った。でもしかたない。与えられたものでやっていくしかない。」 整形だってそうだ。やりだしたらきりがない。 欲望は底…

耳を澄ませば求めているものの声が聞こえる

「ダンス・ダンス・ダンス(下)」村上春樹 今日のフレーズ。 「実はさっきからブラディ・マリーが飲めるといいなあってずっと思ってたの。どうしてちゃんとわかるだろう?」 「耳を澄ませば求めているものの声が聞こえる」 ピナ・コラーダ =ラム+パイナッ…

死んでからの方が存在感がある

「ダンス・ダンス・ダンス(下)」村上春樹 今日のフレーズ。 「まったく変な男だ、と僕は思った。死んでからの方が存在感がある」 ではでは。