2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

女の子とうまくやる方法

「東京奇譚集」村上春樹 今日のフレーズ。 「女の子とうまくやる方法は3つしかない。ひとつ、相手の話を黙って聞いてやること、ふたつ、着ている洋服をほめること、みっつ、できるだけおいしいものを食べさせること。簡単でしょ?それだけやってダメなら、…

天秤座なのよ

「東京奇譚集」村上春樹 今日のフレーズ。 「天秤座なのよ。バランスが取れていないものごとにどうしても我慢できない」 未年なのよ。やっぱりニットが好き。 B型なのよ。だからランチはBセット。 ではでは。

真っ昼間に打ち上げられた花火のように

「東京奇譚集」村上春樹 今日のフレーズ。 「でもその大半は僕らの目にとまることなく、そのまま見過ごされてしまいます。まるで真っ昼間に打ち上げられた花火のように、音はするんだけど、空を見上げても何も見えません」 真っ昼間の月も同様か。 ではでは。

モール自体はおぞましい代物です

「東京奇譚集」村上春樹 今日のフレーズ。 「モール自体はおぞましい代物です。もちろん。でもそのカフェは不思議に居心地がいいんです」 欲とムダのかたまり。 ではでは。

伝説の家宝を愛でるみたいに

「女のいない男たち」村上春樹 今日のフレーズ。 『インドの王冠についていた伝説の家宝を愛でるみたいに、大事そうに手のひらに載せて。「かたちが素敵」と彼女は言った』 ではでは。

傷つくべきときに十分に傷つかなかったんだ

「女のいない男たち」村上春樹 今日のフレーズ。 「おれは傷つくべきときに十分に傷つかなかったんだ、と木野は認めた。本物の痛みを感じるべきときに、おれは肝心の感覚を押し殺してしまった。痛切なものを引き受けたくなかったから、真実と正面から向き合…

まるで遠くの国からやってきた珍奇な動物の剝製を点検するみたいに

「女のいない男たち」村上春樹 今日のフレーズ。 「まるで遠くの国からやってきた珍奇な動物のはく製を点検するみたいに」 ではでは。

嘘をつくための特別な独立器官

「女のいない男たち」村上春樹 今日のフレーズ。 「僕らの人生を高みに押し上げ、谷底に突き落とし、心を戸惑わせ、美しい幻想を見せ、時には死にまで追い込んでいくそのような器官の介入がなければ、僕らの人生はきっとずいぶん素っ気ないものになることだ…

終わりなき回り道

「女のいない男たち」村上春樹 今日のフレーズ。 「僕らはみんな終わりなく回り道をしているんだよ」 ではでは。

植木鉢の中に収まりきらない強い植物のように

「女のいない男たち」村上春樹 今日のフレーズ。 「抑えようとしてもうまく抑えきれないものなの」 植木鉢の中に収まりきらない強い植物のように、と僕は思った。 ではでは。

ずいぶん感情の読み取りやすい男

「女のいない男たち」村上春樹 今日のフレーズ。 「それにしてもずいぶん感情の読み取りやすい男だ」と家福は感心した。両目を真っ直ぐのぞき込んだら、向こう側まで透けて見えてしまいそうだ。 ではでは。

筋金入りの菜食主義者

「女のいない男たち」村上春樹 今日のフレーズ。 「マニュアル・シフトは好きです」と彼女は冷ややかな声で言った。まるで筋金入りの菜食主義者がレタスは食べられるかと質問されたときのように。 ではでは。

友だち

「神の子どもたちはみな踊る」村上春樹 今日のフレーズ。 「僕と君とは友だちでいるべきなんだ。どちらかだけが与え、どちらかだけが与えられるというのは、本当の友だちのあり方ではない。僕は山を下りるよ、まさきちくん。新しい場所でもう一度自分をため…

付加価値によるマーケットの掘り起こし

「神の子どもたちはみな踊る」村上春樹 今日のフレーズ。 「蜂蜜だけを売るより、蜂蜜パイを売った方が、町の人たちも喜ぶと思うんだけどな」 「付加価値によるマーケットの掘り起こし。この子は起業家になれる」 私は特に、冬の喫茶店には行かない。 足元が…

リズムの裏側にリズムがあり、リズムの間に見えないリズムがあった

「神の子どもたちはみな踊る」村上春樹 今日のフレーズ。 「彼は地面を踏み、優雅に腕をまわした。ひとつの動きが次の動きを呼び、更に次の動きへと自律的につながっていった。彼はいくつもの図形を描いた。そこにはパターンがあり、バリエーションがあり、…