彼のいる部分だけが、ほかとは違う重力や大気濃度や、光の屈折度を持っているみたいに見えた

1Q84 BOOK2 前編」村上春樹

 

今日のフレーズ。

「彼のいる部分だけが、ほかとは違う重力や大気濃度や、光の屈折度を持っているみたいに見えた。遠くから見ると、彼は実際に不幸なニュースのようにしか見えなかった」

 

きれいにしろ醜いにしろ、とびきり際立っている存在に対してはこんな表現ができるはずだ。

 

ではでは。