お気に入りの一文
「鳥たち」よしもとばなな 今日のフレーズ。 「明日もあさっても嵯峨に会える。なんとぜいたくなことだろうか。その幸せを見た視点はまるで鳥のように高いところで、私ははっとした。私はやはり幸せな場所に来ている。いつのまにか。」 ではでは。
「鳥たち」よしもとばなな 今日のフレーズ。 「よそを見ろ、違うことを学べ、今のままじゃだめだ、そんなことばかり毎日感じさせられている。でも、自分で決めたならここにいたっていいはずだ。人生は一度きりで、自分で選ぶんだ」 ではでは。
「鳥たち」よしもとばなな 今日のフレーズ。 「生きるということに関して、赤ちゃんの方が僕たちよりもずっとずっと賢いんだ。生きるということだけで毎日精いっぱいな生き物を見ていると、自分が生ぬるく思えてくる。命が燃えて光り輝いている感じだ。毎日…
「鳥たち」よしもとばなな 今日のフレーズ。 「いや、すがすがしいのがいい結婚とはかぎらないから」 他人の勝手な理想の押しつけで判断するべきではない。 ではでは。
「鳥たち」よしもとばなな 今日のフレーズ。 「店のなかでみんな煙草は吸わないが、裏口のよどんだ階段では吸っている。そんなようなことと同じで、同じ要素を持つものがひきつけ合って、やがて大きな固まりになる」 目に見えていることはほんの一部だけなん…
「鳥たち」よしもとばなな 今日のフレーズ。 「自分が自分自身のなかにすっぽり収まっている人はいる。まるで時間の流れがその人に味方しているように優雅に見える人。私はどんなに時間がかかっても、そういうものを目指している」 私たちは時間に振り回され…
「鳥たち」よしもとばなな 今日のフレーズ。 「いつでも姿勢がいい嵯峨が好きだ。まるでたったひとりで思い運命を背負っているみたいな、地球の平和を守っているみたいな真剣な立ち姿をしている」 そうか、姿勢がいいというだけでスーパーマンになれるのか。…
「N・P」吉本ばなな 今日のフレーズ。 「絶望を甘く煮詰めたシロップのような香り」 ではでは。
「N・P」吉本ばなな 今日のフレーズ。 「つまんなそうな顔しないで、生きてるんだから。ひとつひとつが今、実話なんだから。どこかで聞いた物語にどんなに似ていても、今ここの、あなたにしか向けていない、生の言葉なんだから」 そう、人生をつまらなくして…
「N・P」吉本ばなな 今日のフレーズ。 「よし、缶の飲み物を買ってやるから、道で飲もう」 「貧乏くさいなぁ」 「いいじゃん、夏だけだよ、これができるの」 別におしゃれなカフェになんかわざわざ行かなくていい。 その季節しかできないこと、その季節を身…
「N・P」吉本ばなな 今日のフレーズ。 「こんな格好で街に出られるめでたい季節は夏だけだ」 私は夏が好きだ。 Tシャツ、短パン、サンダル、とにかくらくちん。 身軽だしね、まさしくめでたい。 ではでは。
「N・P」吉本ばなな 今日のフレーズ。 「読んでいるといつも、胸の奥底にある濃くて熱い液体が泡立つ。ひとつの宇宙が体に入ってくる。体内で命を持ってしまう」 まさに読書に夢中な感覚だ。 ではでは。
「ハゴロモ」よしもとばなな 今日のフレーズ。 「東京ではたったひとつの、箱に閉じ込められたような選択肢しかなかったというのに、たかが場所を移動しただけで、自分は何も変わっていないのに、いろんなことが起こった。しかもすべてが自分らしさのなかで…
「ハゴロモ」よしもとばなな 今日のフレーズ。 「お母さんは、人間は、絶対に無理をしてはいけないっていつでも言っていた。無理がすべての悪いことを生み出すんだって、口癖みたいに言っていました」 一体どこからが無理なんだろうか? これについて少し考…
「ハゴロモ」よしもとばなな 今日のフレーズ。 「今彼は、スキーの仕事に戻りたいけど家にいなくてはいけないのでラーメンを作っている気の毒な人だというわけではなくて、とにかく彼は彼のままで、どこいても彼なので別になんでもないのだ」 「気の毒な人だ…
「ハゴロモ」よしもとばなな 今日のフレーズ。 「体は心と連動して、微妙な力を発揮している。心が弱っていても、体を動かしていることで最低限の何かが保証されることはたくさんある」 私はだから毎日体を動かしているのかもしれない。 私は心が強くないか…
「ハゴロモ」よしもとばなな 今日のフレーズ。 「普通だったら、治っている状態が本当だから、一日も早く、自分の都合のためにもそこに近づいてほしいという気持ちになるだろう。でも、彼はそうではなくて、せかす様子がまるでない。むしろ、これはこれでい…
「ハゴロモ」よしもとばなな。 今日のフレーズ 「子どもは、楽しくて落ち着いたものが大好きなんだよ、でもお母さんたちには、その反対の人が多いの。特に迎えに来るときは、すごくあせっているからね。好かれるこつはそれだけなんだけれどね」 子どもだけじ…
「ハゴロモ」よしもとばなな 今日のフレーズ。 「彼女の仕草はどうしてだか、ひとつひとつが決定的なものに見えた」 その人をその人たらしめる仕草。 例えば私や妻はなんだろう? ではでは。
「ハゴロモ」よしもとばなな 今日のフレーズ。 「その感謝の小さな炎が、私を回していく活力としてかすかに宿り始めていくのがわかった」 人の原動力はまさに感謝。 ではでは。
「ハゴロモ」よしもとばなな 今日のフレーズ。 「病気になった人の方がつらいと、誰が決めたのだろう、と私は思った。病気にならず、泣かず、ちゃんとごはんを食べて、散歩もして、友達と会ったりしている人の方がつらいということもあるかもしれないと、な…
「不倫と南米」吉本ばなな 今日のフレーズ。 「家の中に誰もいないと、まるで冷蔵庫の中で冷えていく果物のような気分だった」 冷蔵庫って開けたら明るいけど、もちろん閉まっているときは暗い。 むしろほとんどは暗い時間だ。 これこそいつもみんなが見てい…
「不倫と南米」吉本ばなな 今日のフレーズ。 「そして今日も生きたり排泄したりする営みのために、私はサンドウィッチにかぶりついた」 排泄もいわゆるアウトプット。 排泄を軸に食べものを考えるというのもありなのでは? ではでは。
「不倫と南米」吉本ばなな 今日のフレーズ。 「今悲しいのなら、今、そこにいなくては意味はない」 うれしいときも悲しいときもリアルタイムでそばにいる。 それが夫婦だ。 ではでは。
「不倫と南米」吉本ばなな 今日のフレーズ。 「悲しみは決して癒えることはない。薄まっていくような印象を与えて慰められるだけだ」 時間が解決するとは言うが、決して癒えたわけではない。 ただただ薄まっていくだけだ。 (例えば氷の入ったアイスコーヒー…
「不倫と南米」吉本ばなな 今日のフレーズ。 「人が心の奥の暗さをむき出しにしためったにない瞬間だった。目をそむけるのは簡単だが、そのまた奥には、赤子みたいなかわいいものが潜んでいる」 妻がたまに不機嫌になる。 その奥には実はかわいさがあるんだ。…
「不倫と南米」吉本ばなな 今日のフレーズ。 「そんなにしてまで、とは思わなかった。それが愛情の示し方であったり、人間の弱さというものだと思った」 夜中2時に叩き起こして、寝ぼけたままで誕生日のお祝いの乾杯をする。 昨日の商談でお客様から言われた…
「不倫と南米」吉本ばなな 今日のフレーズ。 「私にとって1日とはいつも、のびちぢみする大きなゴムボールみたいなもので、その中にいるとたまになにかをふと眺めているとき、なんの脈絡もなく突然、密のように甘く、豊潤な瞬間がやってくることがあった」 …
「不倫と南米」吉本ばなな 今日のフレーズ。 「外的な力が加わって事態は動くのだろうと思っていた。まだ若くて子どもじみているというのが、外的な力で、本物の人生の重みに多少は変わらざるをえなくなる瞬間が来るだろうと思っていた」 私たちにもついに赤…
「悩むってなんだ!?」小沢一敬 今日のフレーズ。 「つまり教養でもテクでも、好かれようとして身につけたってその人自身の魅力にはならないってこと」 これ、例えば「とりあえず英語」みたいな雰囲気と似てるな。 とにかく世間一般的に「いい」って思われ…