いちばん洗練されたかたちでの復讐
「ねじまき鳥クロニクル 第2部 予言する鳥編」村上春樹
今日のフレーズ。
「だとすれば、何かがはっきりわかるまで、自分の目でものを見る訓練をした方がいいと思う。時間をかけることを恐れてはいけないよ。たっぷりと何かに時間をかけることは、ある意味ではいちばん洗練されたかたちでの復讐なんだ」
この「復讐」ってなんだ?
今はなんでも「時短」がもてはやされる。
そんな世の中に対し「なにかにたっぷり時間をかける」ことは、もはや悪でしかない気がする。
だからこそ、時間をかけることが世の中への抗議の一種だとは思う。
なんでも時短がいいってわけじゃない。
自分の目で何に時間をかけるべきかを見極めることができなければならない。
結局、何が言いたいのかわからない。
ではでは。