欠けた花瓶に慰めがある
「白河夜船」吉本ばなな
今日のフレーズ。
『「俺は君のほうがずっと、好きなタイプだったけど。鼻の低さとか、不器用さとか。」
欠けた花瓶に慰めがある、というのと同じような口調だったので、そして私はそういう言い方が好きだったので、やはりこの人を好きだと思った。』
私が妻に言うのであれば、「俺は○○ちゃんのほうがずっと、好きなタイプだったけど。大袈裟なリアクションとか、不器用さとか」
顔もスタイルもセンスもいい「完ぺき」な人は、一緒にいたら疲れるでしょう?
不完全だからこそ、愛おしさが湧いてくるんだと思う。
愛おしさとは「不完全さ」だ。
ではでは。